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再オープンから1年で撤退 南島原・道の駅「ひまわり」の運営企業 過疎地での経営厳しく 長崎

 長崎県南島原市深江町の道の駅「ひまわり」を運営していた佐世保市の企業、地頭薗が3月末で撤退し、佐賀市の物流会社アペクシアにひまわりを売却した。ひまわりは営業を継続している。来場者が減り営業を終了した道の駅「みずなし本陣ふかえ」を受け継ぐ形で昨年春に再オープンしたひまわりだが、客足が戻らず、地頭薗はわずか1年で撤退を余儀なくされた。島原半島唯一の道の駅は厳しい状況が続いている。■再オープン 「みずなし本陣ふかえ」は、県や旧深江町(現南島原市)が整備して1999年に開業。雲仙・普賢岳噴火災害の学習施設を備えた複合施設として親しまれ、飲食・物販施設を南島原市の第三セクターが経営していた。 来場者は2002年の89万人

廃棄される防火服、新しい製品に さいたま市が販売

 埼玉県さいたま市は、市内の障害者施設や公益社団法人「埼玉デザイン協議会(SADECO)」と協力して、役目を終えて廃棄される消防隊員の防火服をアップサイクルした商品を製作した。オンラインストア「サデコMONOがたり」で、防火服の特性を生かしたキャンプ用グッズのほか、Tシャツを販売している。 廃棄されるものに、デザインやアイデアなど新たな付加価値を持たせることで、新しい製品に生まれ変わらせるアップサイクル。市と同協議会はこれまでも、「ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム」の懸垂幕などをアップサイクルした商品を開発、販売している。 市障害者総合支援センターによると、市消防局の防火服が今年1月に更新された。同局の協

全国初の路線バス共同運営、「広島モデル」へ初会合 広島市とバス8社、2025年1月めどに法人化

 全国で初めて路線バスを共同運営する広島市での取り組みで、市と地元バス8社が本格的に始動した。4日、主体となる官民の新組織が市役所で初会合を開き、路線再編や車両更新の計画作りに着手。苦境にあるバス事業を再建し、利用者が便利さを実感できる「広島モデル」の確立を目指す。 新組織は、1日付で市と8社が設立した「バス協調・共創プラットフォームひろしま」。4日、市役所8階にある会議室で実務担当者たち約20人が机を囲み、新しい運賃体系など利用者を増やすための案を出し合った。事務局を務める市の山本陽明・バス事業再構築担当課長は「会社の垣根を越えて一体感を高めよう」と力を込めた。 今後、週1回のペースで会合を開催。乗降データを持

窓口どこ? もう迷わせません 加東県税事務所、担当業務をイラスト化 絵文字の案内板設置 若手職員が発案

 利用者が目的の窓口を探しやすくなるよう、兵庫県加東県税事務所(加東市社)は業務内容をイラストで表した「ピクトグラム」(絵文字)を使った案内板を導入した。若手職員が中心のプロジェクトチームが考案し、窓口の配置図も直感的に分かるようにリニューアル。納税で訪れる人が増える時期を控え、利便性アップを図る。(岩崎昂志) 同事務所は北播磨5市1町を管轄し、自動車税や不動産取得税などの県税を扱う。税の種類ごとに担当窓口が分かれており、納税や相談に対応する。 案内板リニューアルを発案したのは、職場の活性化を目的に昨年結成されたプロジェクトチーム。計9人のうち20代3人、30代2人と若手が中心だ。 「初出勤のときに自分の担当窓口

【キーパーソン】「お茶入れや掃除は絶対にやらないと決めた。なぜって…後に続く女性職員のために」鹿児島・平川動物公園飼育展示課長の桜井普子さん

 3月8日は国際女性デー。男尊女卑の考えが残る鹿児島で、さまざまな分野の先駆者として躍動する女性がいる。男社会の中で彼女たちは何を乗り越え、どんなキャリアを積み重ねてきたのか。県内で活躍する女性たちのこれまでの取り組みや思いを聞いた。 ■平川動物公園飼育展示課長・桜井普子さん(55) 鹿児島市の平川動物公園飼育展示課長の桜井普子さん(55)は1994年、女性で初めて獣医として配属された。「後に続く女性職員が困らないように」。それから30年、獣医として管理職として後進が活躍できる職場環境を目指している。 -前身の鴨池動物園時代を含め、飼育に携わる女性としても正規職員は初めてだった。 「女性飼育員が6年後に入るまで、

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